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「まん延防止」全道で 飲食店の時短要請、宿泊割引の停止など対応始まる

飲食店では時短営業や休業を知らせる貼り紙が目立つ

飲食店では時短営業や休業を知らせる貼り紙が目立つ

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 新型コロナウイルス対策のまん延防止等重点措置が1月27日から北海道全域に適用されたのに伴い、道は飲食店に営業時間短縮を要請しているほか、「Go To Eat 北海道お食事券」の店内利用停止を決めた。2月20日まで。

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 飲食店のうち、感染対策を講じた店として認められた第三者認証店は、「20時まで酒類提供・21時営業終了」「酒類提供なしで20時営業終了」のいずれかを選べる。非認証店は酒類の提供停止と20時までの営業終了が求められる。要請期間は1月27日~2月20日で、道は遅くとも1月29日から協力するよう呼び掛けている。要請に従わない場合、20万円以下の過料を科すことがあるという。

 要請に応じた店には協力金を支給する。第三者認証店のうち酒類提供を行う店は1日当たり2万5,000円~7万5,000円、酒類提供を停止する店は1日当たり3万円~10万円。非認証店も1日当たり3万円~10万円。大企業は1日当たり最大20万円。申請方法は、決まり次第北海道のウェブサイトで公表する。支援金に関する問い合わせは、北海道感染防止対策協力支援金事務局専用ダイヤル(TEL 011-350-7377)で受け付ける。

 売価8,000円で1万円分の金券として使える「Go To Eat北海道お食事券」は、まん延防止期間終了の2月20日まで店内飲食の支払いに利用できなくなり、テークアウトと飲食店自らが行う出前の利用に限定される。フードデリバリーサービスの支払いには利用できない。

 これに伴い、まん延防止期間終了後の利用機会を確保するため、販売期間は現行の1月31日~2月25日、利用期間は現行の2月28日~3月25日に、それぞれ延長される。

 北海道内の旅行を対象に、1泊5,000円を上限に旅行代金を最大半額割り引く「どうみん割」は、既に新規予約を21日から停止しており、2月1日以降は当面の間、既存予約分も割引の対象外となる。

 函館市が市内宿泊施設の宿泊料を最大半額に割り引く「はこだて割」は、まん延防止期間中の新規予約を函館市民のみに限定する。既存予約分の利用は制限しない。既存予約をキャンセルする場合、2月17日までは無料で受け付ける。

 はこだて冬フェスティバル実行委員会が2月中に予定していたイベント「はこだて冬花火」と「はこだてひかりのガーデン」は開催を延期する。冬花火は2月の毎週土曜日に緑の島から花火打ち上げ、ひかりのガーデンは金曜・土曜と祝前日に元町公園でLEDなどによる光の演出を予定していた。開催時期は未定で、実行委は「まん延防止等重点措置や感染の状況を見極めながら開催したいが、詳細は確定後に知らせる」としている。

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