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函館のコワーキングスペース「ハコワークス」、ドロップインに対応

「ハコワークス」共用スペース

「ハコワークス」共用スペース

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 コワーキングスペース「HAKOWORKS(ハコワークス)」(函館市大手町)が5月、従来の1カ月単位での利用に加え1時間から利用できる「ドロップイン」サービスの提供を始めた。

「ハコワークス」共用スペースの窓側席

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 JR函館駅や函館朝市から徒歩7分、ベイエリア地区のホテルからも徒歩圏内に立地する同施設は3月、国の地方創生テレワーク交付金を活用したコワーキングスペースとしてオープン。2人用の個室2室と4人用の個室1室、10席の共用スペースがあり、電源やWi-Fi環境、複合機などを備える。従来は1カ月単位での予約制で、共用スペースを利用するには8,800円の月額料金と初期手数料を支払う必要があった。

 今回、国内外に800店以上のコワーキングスペースを展開する「いいオフィス」(東京都港区)との提携により、共用スペースが1時間から利用できることに。予約や決済は、専用の「いいアプリ」から行う。料金は、1時間=330円、3時間=880円、1デー(12時間)=1,650円。全国の「いいオフィス」が使い放題になる「プレミアムパスポート」などを契約している人も利用できる。ドロップインは24時間いつでも利用可能。個室は従来通り1カ月単位での利用となる。

いいオフィスの広報担当者は「函館らしい観光地にあるので、週末旅行を兼ねて行き先を探しているリモートワーカーや出張に来たビジネスマンのワーケーション拠点として利用いただける。地方創生やまちづくりの拠点として、函館でフリーランスで活動しているライターやデザイナー、テレワークで働いている人、クリエーティブな方々も歓迎」と話す。

 函館市経済部の担当者も「ハコワークスはこれまで函館になかった、サテライトオフィス機能を持ったコワーキングスペース。今回ドロップイン利用も可能になることで、市民にも広く利用されるようになるのでは。地方進出を検討している企業や、『転職なき移住』制度を導入している企業などに向けても広くアピールしていきたい」と期待を込める。

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