フランス・ブルゴーニュ地方の老舗ワイナリー「ドメーヌ・ド・モンティーユ」の日本法人「ド・モンティーユ＆北海道」（函館市桔梗町）のワイナリーを訪ね、函館でのワイン造りについて学ぶ市民向けワインアカデミー「テロワール体験会」が9月28日、開催される。

「ド・モンティーユ＆北海道」のワイナリー

　同社のワイナリーは函館市街地の北、函館山と函館湾を見下ろす南向きの丘陵地にある。醸造施設は昨年完成し、既に自社のブドウ畑で収穫したブドウでのワイン醸造に取り組んでいる。

　アカデミーは函館市が主催。企画を担当する農林水産部の担当者は「ブルゴーニュの名門が函館にワイナリーを作ったことは、ワイン通の間に知れ渡り、大きな期待を集めていた。今後は、地元の皆さんに、函館の新たな農業資源であるワインや醸造用ブドウについて伝える機会を設けていけたら」と開催の意図を語る。

　当日は醸造施設周囲に広がるブドウ畑を散策し、ブドウが育つ様子を観察するほか、フランスの老舗ワイナリーがなぜ函館を新たなブドウ栽培地として選んだか、ブドウ畑を取り巻く函館特有の自然環境などについて、生産者から話を聞く。ド・モンティーユ＆北海道が醸造したワインのテイスティングも行う。　

　開催時間は15時～18時。参加費は1,000円。定員は20人で、応募多数の場合は抽選。事前応募制で、8月29日まで受け付ける。