12月20日に開業を控えた複合商業施設「GRANDIR ICHII(グランディールイチイ)」(函館市美原1)の館内が19日、報道関係者らに公開された。
2022年7月に閉店したイトーヨーカドー函館店跡「イチイビル」を改装した同施設。地上2階・地下1階で、売り場面積は約1万3000平方メートル。地下は食品スーパー「トライアル」やドラッグストア「ココカラファイン」のほか、飲食店などが出店。大福もちやスイーツを販売する「えにかいたもち」など、就労継続支援B型事業所「わくわくワーク函館」の利用者が働く店も3店出店する。1月下旬には、道南初出店となるレストラン「サイゼリヤ」がオープンする。
1階は雑貨店やアパレルテナントなどが出店。2階には、障害の有無にかかわらず子どもたちが遊べる屋内広場「いちいの森」(1500平方メートル)を設け、地域の特産である道南杉を生かした木育の場として、安心して走り回れる空間、車いすでも上れる丘などを整備した。利用料金は、子ども(1歳~12歳)=1時間400円、大人=1時間100円。一日券もある。
函館市が「子どもの居場所づくり推進事業」の一環として設置するブースでは、小学生への学習支援や中高生への学習スペース提供などを行う。
サイゼリヤを含め、1月から4月にかけて順次オープンするテナントもある。