見る・遊ぶ

函館・昭和製菓の「北海道地図布バター飴」 布袋リメークがSNSで話題に

五稜郭タワー販売部が「地図布」で制作したテディベア(部分)

五稜郭タワー販売部が「地図布」で制作したテディベア(部分)

  • 100

  •  

 昭和製菓(函館市西桔梗町)が製造・販売する「北海道地図布バター飴(あめ)」の布袋をリメークしてハンドメード品を作る「地図布手芸部」が現在、ネットで話題を集めている。

テディベアの「全身」写真

[広告]

 その名の通り、北海道地図をプリントした布袋に入った北海道地図布バター飴は、同社創業時から販売している、社内で最も歴史ある商品。当時は旅行先の土産を近所の人に配る風習もあったことから、配りやすくて日持ちがする商品として重宝されていたという。

 布袋が北海道地図のデザインである理由について、同社担当者は「50年以上前のことであるため明確な資料は残っていない」としつつ、「北海道に旅行に行くことがなかなかできなかった時代に、北海道土産として思い出を振り返ることができるよう、名産品や観光名所をちりばめた地図のデザインになったのでは」と推察する。数年前には当時のデザインを基に新幹線やラーメンなどを追加し、北海道らしさを強調しつつ、一部現代風にアレンジした。

 布袋の大きさは、140グラム入りの「小」=縦約22センチ×横約33センチ、230グラム入りの「大」=縦約25センチ×横約39センチ。同社は以前から「広げるとランチョンマットとして再利用できる」と案内していた。小物などへの本格的なリメークの推奨を始めたのは、同社公式ツイッターアカウント(@showaseika)のフォロワーから「ブックカバーにリメークしてみた」と連絡をもらったのがきっかけ。同社広報担当者は「恐らく今までにもリメークしてくれた方はいらっしゃったと思うが、ツイッターをしていたおかげで知ることができた」と話す。

 これを機に同社は「#地図布手芸部」のハッシュタグを使い、ツイッター上で「地図布」のリメークを積極的に呼びかけることに。自社アカウントでも地図布を使ったがま口財布やポケットティッシュケースを「作例」として発表し、売り場に掲出するPOPも作って「食べた後の楽しみ方」を提案している。自分が作った作品を投稿する人も現れ、このうち五稜郭タワー販売部のアカウントが投稿したテディベアは、110以上のリツイート、400以上のいいねを集めた。

 「地図布」のリメークが注目を集めたことについて、「北海道旅行のすてきな思い出を作品として残すことで、また行きたいと思ってもらえたらうれしい」と担当者。「まずは道産の原料にこだわった昔懐かしいバターあめを味わっていただき、その後に布袋をリメークして、2度楽しんでいただけたら。今後も道産原料を使ったお菓子を主力として、いつの時代も愛されるような商品作りに挑戦していきたい」と話す。

 北海道地図布バター飴は、140グラム=324円、230グラム=540円。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース