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七飯町・大沼合同遊船が「御船印」 大沼国定公園の遊覧船乗船記念に

御船印をアピールする大沼合同遊船のスタッフ

御船印をアピールする大沼合同遊船のスタッフ

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 大沼国定公園で遊覧船を運航する大沼合同遊船(七飯町)は7月6日、乗船や旅の記念として持ち帰りできる「御船印(ごせんいん)」の販売を始める。

大沼と駒ヶ岳を描いた台紙に遊覧船のスタンプを押した御船印

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 神社仏閣に参拝した証として授与される御朱印の船版として考案された御船印。旅客船や観光船の利用促進などを目的に、2021年4月1日より全国各地の船会社が発行している。道内では新日本海フェリー、ハートランドフェリー、岩部クルーズなどが既に発行しており、大沼合同遊船は76社目を意味する「第七六番社」となる。

 同社の御船印は、大沼と駒ヶ岳を描いた台紙に遊覧船をデザインしたスタンプを押して手渡す。同社の遊覧船は5隻あるため、スタンプも船名の部分が異なる5種類を制作した。価格は1枚500円で、乗船券売り場で販売する。全国共通の「公式船印帳」(1,980円)と御船印帳用クリアファイル(170円)も販売する。

 「従来は乗船券が旅の記念品になっていたと思うが、最近は『乗船券はいらない』と断るお客さんも増えている。当社は紙の乗船券を発行しているが、全国ではレシートのような乗船券も増えており、旅の記念品としての役割は乗船券から御船印に移りつつあるのでは」と同社取締役の堀純さん。「船はプレジャーボートからフェリーまで大きさがさまざまで、それぞれに面白さがある。御船印のコレクションをきっかけに、全国のさまざまな船に乗って楽しんでもらえたら」と期待を込める。

 「遊覧船に乗って湖上から見る大沼の景色は、大沼の本当の魅力を感じる第一歩。そこから先に、駒ヶ岳に上る、カヌーで湖面に漕ぎ出すなど、さまざまな楽しみ方の発展形がある。船内のアナウンスでもその日の大沼の楽しみ方を紹介しているので、参考にしてもらえたら」とも。

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