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函館カトリック元町教会聖堂で「でんけんコンサート」 伝建地区の魅力活用

函館市都市建設部まちづくり景観課の担当者の山崎さん

函館市都市建設部まちづくり景観課の担当者の山崎さん

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 函館市元町の「函館カトリック元町教会聖堂」で「でんけんコンサート」が9月28日、開催される。

 函館の西部地区には数多くの伝統的建造物が残存している。1989(平成元)年には国の文化財保護法による「伝統的建造物群保存地区(通称『伝建地区』)」に選定。同コンサートは、この伝統的建造物を有効活用し、芸術文化との融和を図ろうと2004(平成16)年に始まった。

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 今年で16回目を迎え、昨年と同様、チェリストの清水彩智さんと、清水さんの師で世界的チェリストのルドヴィート・カンタさんを招待。昨年の来場者アンケートの約9割が再度カンタさんの演奏を聴きたいと感想を寄せたたことから、2年連続での出演となった。

 同イベントコーディネーターの石崎理さんは「でんけんコンサートは伝統的建造物について、さらにその価値を多くの方に肌で感じていただきたいという趣旨のもと開催している。ゴシック様式のカトリック元町教会聖堂の響きはまるでヨーロッパの石造りの教会のように豊か。伝統的建造物の魅力を、音楽を通して感じていただける場。昨年演奏したルドヴィート・カンタ氏もこの聖堂の豊かな響きに感動されていた」と話す。

 函館の伝統的建造物の所有者の高齢化が顕著になってきており、後継者問題や売却が進んでいる。石崎さんは「伝統的建造物が保存・活用されなくなることは函館の異国情緒漂う街並が失われていくことでもある。それは観光都市函館の魅力の衰退につながる。コンサートを通じて、伝統的建造物保存の難しさも含めてその価値に対する理解を得て、『伝建』をより身近に感じていただけたらと願っている」と先を見据える。

 開演は13時30分から。チケットは、一般=2,000円、大学生以下=500円、小学生以下無料。

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