初音ミク派生キャラクターの「桜ミク」を公式応援キャラクターに起用した春の観光キャンペーン「ひろはこ春の観光キャンペーン」が4月20日、函館市と青森県弘前市で始まる。
函館市と青森県弘前市でつくる「ひろはこ連携推進実行委員会」(事務局=弘前市)による共同キャンペーンの第2弾。第1弾は「雪ミク」を起用した冬の観光キャンペーンとして、昨年12月から2月末まで両市で展開した。今回は桜の開花時期や大型連休の期間に合わせて実施し、両市の相互誘客や周遊観光の促進、観光消費額向上を図る。
キャンペーンに用いるビジュアルが3月7日、公開された。メインビジュアルは、いずれも桜の名所として知られる弘前公園を描いた弘前版と五稜郭公園を描いた函館版の2種類。街の明かりがともる夕暮れ時の風景を幻想的に描いており、2枚並べると桜や街の風景がつながるデザインとなっている。
弘前版・函館版各2枚のサブビジュアルも用意。いずれも両市の桜のある観光スポットを題材にし、弘前版は旧制弘前高校外国人教師館(弘大カフェ)と旧紺屋町消防屯所、函館版は函館公園の観覧車と大三坂から見える路面電車「箱館ハイカラ號(ごう)」を描いた。
両市の特産品などと桜ミクを描いた「デフォルメキャラクター」も両市3枚ずつ制作。弘前版はりんごあめ・津軽三味線・猪形土製品、函館版は中空土偶・カモメ・塩ラーメンをモチーフにした。
キャンペーン期間中は両市とも観光施設などに桜ミクポスターを張り出すほか、桜ミクフォトスポットパネルの設置、スマートフォンを使ったデジタルチェックインラリーの開催など幅広く展開する。スマートフォンでARキャラクターの桜ミクと並んで写真が撮れる企画も実施。両市の観光施設では、桜ミクによる歓迎アナウンスやキャンペーンイメージソングを流す。
キャンペーンの詳細は、「ひろはこ春の観光キャンペーン特設ページ」で確認できる。5月31日まで。