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函館の社寺が「お参りさんぽ」共同企画 神職と僧侶が「映えスポット」伝授も

イベントで案内役を務める伊部さんと筒井さん

イベントで案内役を務める伊部さんと筒井さん

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 函館市湯の川地区にある神社と寺を巡り、神職と僧侶の案内で参拝や境内での撮影会を楽しむイベント「湯の川夏詣(なつもうで) お参りさんぽ」が7月9日、湯倉神社(函館市湯川町)と湯川寺(同)で開催される。

湯倉神社の風鈴棚(伊部さん撮影)

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 コロナ禍前から「湯の川地区のブランド力向上と、神社や寺に足を運ぶきっかけ作り」を目的に、共同でイベントなどを実施してきた両社寺。公式インスタグラム開設を機にカメラを始めたという湯倉神社権禰宜(ごんねぎ)の伊部瑞葵さんと、コロナ禍を機にカメラを始めたという湯川寺副住職の筒井章順さんが中心となり、「コラボ企画復活第1弾」として撮影会を組み込んだイベントを考案した。

 当日は湯倉神社と湯川寺を巡って参拝し、その後それぞれの境内で自由にカメラまたはスマートフォンで撮影を楽しむ。神職と僧侶から、参拝の作法や境内の見どころなどの話も聞ける。参加人数や当日の進行にもよるが、昇殿参拝や「南無阿弥陀仏」の写経体験の実施も検討しているという。境内の「写真映えするスポット」も伝授。「風鈴棚や花ちょうずのほか、本殿の上部に彫られているウサギなど、なかなか気付きにくいポイントも直接紹介するので、ぜひ撮ってもらえたら」と伊部さん。筒井さんも「普段は撮れないような場所にも案内するので、ぜひ撮影を楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は13時30分~15時。参加無料だが、事前の申し込みが必要。湯倉神社と湯川寺、いずれかのSNSのダイレクトメッセージで受け付ける。伊部さんは「地元に住んでいても、神社や寺のことを詳しく聞く機会は少ないのでは。写真を撮るのが好きな人や神社仏閣が好きな人は、ぜひ足を運んでもらえたら」と参加を呼びかける。

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