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函館「恵山岬灯台活用協議会」、灯台を維持管理する航路標識協力団体に

灯台を活用したイベントの企画運営などを行ってきた恵山岬灯台活用協議会のメンバー

灯台を活用したイベントの企画運営などを行ってきた恵山岬灯台活用協議会のメンバー

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 恵山岬灯台(函館市恵山岬町)を核とした函館東部エリア活性化事業に取り組む「恵山岬灯台活用協議会」がこのほど、第一管区海上保安本部から航路標識協力団体に指定された。2月22日、函館海上保安部で指定証の交付を受けた。

函館海上保安部で航路標識協力団体の指定証を受け取った

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 同協議会は函館市内の企業・自治体関係者により2022年に設立。2022年度はガイドウオークツアーや灯台とサウナを組み合わせたイベントなどの試験実施に取り組んだ。本年度は灯台がある椴法華(とどほっけ)地区に移住・Uターンした若者による地域おこしグループ「ライズマン」が協議会に加わり、灯台ガイドツアーとチェアリング、地域周遊をセットにしたイベント「灯台ホリデイ」を企画。20~30代の若者たちが運営の中心を担い、計10日間で300人を集客するなど精力的に活動してきた。

 ライズマンの代表で協議会の会長を務める北條壮史さんは「本年度は日本財団の『海と灯台プロジェクト』の助成を受けて灯台ホリデイを実施したが、来年度は自主運営できるめどが立った。灯台を中心に地域資源の掘り起こしや地域連携を進め、椴法華に滞在する人を増やしたい」と話す。

 協議会メンバーは以前から灯台周辺の環境美化活動にも携わっており、これらの活動が評価され、海上保安庁と連携して灯台の維持管理や灯台と関連したイベントの企画運営などを自発的に行う「航路標識協力団体」に指定された。

 今回の指定により、協議会は灯台内部への立ち入りや一般公開などができるようになり、灯台を活用した地域活性化事業をさらに加速させたい考え。

 ライズマンメンバーの中村瑠海さんと中村美月さんは「ボランティアガイドとして灯台ホリデイに参加し、とても良かったという声をたくさん頂いた。今後も灯台を生かし、少しでも地域活性化に取り組んでいけたら」「人口が少ない地区なので、今後の活動を通して来訪者がたくさん訪れるまちにしたい」と意欲を見せる。

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