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星野リゾート「OMO5 函館」開業 宿泊客限定市場ツアーや無料周遊バスも

いさり火をイメージした空間でくつろげる「海灯りの湯上りラウンジ」

いさり火をイメージした空間でくつろげる「海灯りの湯上りラウンジ」

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 「OMO5(オモファイブ)函館by 星野リゾート」(函館市若松町)が7月6日、オープンする。

24時間利用できるパブリックスペース「OMOベース」

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 OMOは、星野リゾートが全国に展開する都市型観光ホテルブランド。「テンション上がる『街ナカ』ホテル」を掲げ、その都市に詳しい専門のスタッフが地域の人々と連携しながら、さまざまな体験を提供する。

 同ブランド17軒目となる 「OMO5函館」は、同社が運営していた「ホテルWBF函館海神の湯」を全面リニューアルする形で開業。「王道を楽しんでもらいつつ、期待値を上回る函館観光を提案したい」との思いを込め、「百二十%函館」をコンセプトとした。

 客室総数245室。カフェやバル、屋外テラスなどを備えたパブリックスペース、温泉などを備える。

 海鮮やグルメを楽しみに函館を訪れる人が多いことを踏まえ、朝食ビュッフェは海鮮丼、魚介と野菜の炙(あぶ)り焼き、すしなどメイン5品を目の前で仕上げて提供する。塩ラーメンをアレンジし、昆布、貝、カニを使っただしで海鮮のうまみを引き出した「潮ラーメン」や、駅弁で知られる「いかめし阿部商店」のイカめしも提供する。

 2階には24時間利用できるパブリックスペース「OMOベース」を設け、夜景観賞から戻った後や風呂上がりのひとときをくつろげるようにした。レンガの柱やイカ釣り漁船の電球など、内装も函館らしいイメージで装飾。「海灯(あか)りの湯上りラウンジ」と名付けた屋外テラスには、火を囲みながら談笑できるスペースを設けた。ホテル近くのジャズ喫茶のマスターが選んだレコードを流し、「函館麦酒醸造所」(末広町)のクラフトビールと小田島水産食品(弁天町)の塩辛3種を晩酌セットとして提供する。

 函館観光をよりディープに楽しんでもらう仕掛けとして、専門のスタッフがはこだて自由市場を案内する宿泊客専用のツアーも用意。店主からその日お薦めの魚や調理法を聞いたり、特別に味見したりすることもできるという。ガイドブックに載っていない飲食店や街の情報をスタッフが集めた「ご近所マップ」も館内に設置する。

 宿泊者がよりスムーズに函館観光を楽しめるよう、同ホテルを起点に主要な観光スポットを巡る宿泊客専用の無料周遊バス「函館ぐるぐるフリーバス」も運行する。

 総支配人の中村光一朗さんは「王道の観光を押さえつつ、近所の皆さんと連携しながら、一見して分からない函館のディープな魅力を発信していきたい。観光客と地元の人のつなぎ役になることで、『函館にまた来たい』と思ってもらえたら」と話す。

 宿泊料金は1室31,000円~。

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