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福島町の食品会社がご当地ホットドッグ スルメイカの口の部分をフライに

スルメイカの口の部分を使った福島町のご当地ホットドッグ「ウエストリバードッグ」

スルメイカの口の部分を使った福島町のご当地ホットドッグ「ウエストリバードッグ」

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 福島町の食品販売会社「ウエストリバー」(福島町福島)が開発した、スルメイカの口の部分(イカトンビ)を使ったご当地ホットドッグが地元で人気を集めている。

キッチンカーでイベントなどに出店する

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 「ウエストリバードッグ」と名付けた同商品は、イカトンビのフライ3~4個とタラのフライをレタスやトマトと共にパンに挟み、2種類のソースをかけてボリュームたっぷりに仕上げた。「イカトンビのコリコリした歯応えとタラのふんわりとした食感の対比が楽しめる」という。価格は1個500円。

 同社は、スルメの製造を主力とする水産加工会社「西川水産」の関連会社。フレンチのシェフとご当地ハンバーガーの開発を目指す過程で、「イカの身よりも味が濃くておいしい」といわれるイカトンビに着目した。スルメの製造過程で取り除かれるイカトンビはこれまで、一部のラーメン店がスープの材料として使うほかはほとんど活用されてこなかったという。だが、開発を担当した湯浅哲さんは試行錯誤の末、フライにしてパンに挟むことでイカトンビをメーンの食材として活用することを発案。食べやすいようにハンバーガーではなくホットドッグでの提供とした。湯浅さんは「スルメの産地である福島町らしいご当地ホットドッグができた。イカトンビの独特の食感と味の良さを楽しんでほしい」と話す。

 昨年春に町内の道の駅で販売を始め、その後も町内のイベントで販売を重ねてきた。町内での人気が定着してきたことから、町外でもできたてを提供するためキッチンカーを導入し、本格的なイベントシーズン到来に備える。キッチンカーではフライドポテトや同町オリジナル商品「青の洞窟サイダー」も販売するほか、4月以降はパスタも提供する。

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