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「一穂積」でオリジナル日本酒 函館の外食企業、秋田の酒販店とタッグ

オリジナル日本酒「表裏一体」を手に来店を呼びかける社長の岸部悟司さん

オリジナル日本酒「表裏一体」を手に来店を呼びかける社長の岸部悟司さん

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 函館市内で飲食店を展開するガッツ(函館市本町)が3月中旬、秋田県産の新たな酒造好適米「一穂積(いちほづみ)」を使ったオリジナル日本酒の提供を始めた。

同じ樽で作った日本酒を、春季は生酒、夏以降は「火入れ」で提供する

 一穂積は、秋田県農業試験場が県産の「秋田酒こまち」と新潟県産の「越淡麗」を交配して育成した新品種。他地域との差別化を図れる県産の原料米への需要が同県内の酒造メーカーの間で高まっていることを受けて開発され、今年から栽培が本格化する。雑味が少なく軽快でフレッシュ感があり、後味にふくらみと若々しい苦みがある酒に仕上がるのが特徴。

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 同社は、日本酒の仕入れで取引がある秋田市の酒販店「吉田商店」から、米・酵母・醸造する酒蔵を自分たちで選ぶ完全オリジナルの酒を共同で造らないかという打診を2018年に受け、これを快諾。同市の居酒屋「酒丸」を加えた三者で大仙市の奥田酒造に純米大吟醸酒の醸造を依頼し、昨年3月に初年度の酒が完成した。

 2年目となる今年も「品質の良い酒に仕上がった」と言い、春季は生酒、夏以降は火入れ処理した酒を順次蔵元から仕入れ、同社が経営する「Hakodate Dining 備後屋」(本町)と「表・びんごや」(同)の2店舗で提供する。アルコール度数は16度以上17度未満、日本酒度はプラス4。飲み口について、岸部悟司社長は「口に含んだ当初は甘く感じるが、ガツンと来るような味わいが後から広がる。日本酒の奥深さを楽しみたいお客さまには好評」と話す。価格は0.5合で550円。2店舗一体となって客をもてなしたいとの思いを込め、酒には「表裏一体」のラベルを付けた。

 岸部さんが薦めるおつまみは、大仙市から仕入れた本場のいぶりがっこ。「酒の仕込みに使われるのと同じ場所の水で育った大根を使っている。函館に居ながらにして秋田県の味を堪能してほしい」と呼び掛ける。

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