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函館旧市街地に貸別荘開業 120年前のレンガ倉庫をアート空間に

築120年以上の歴史を持つレンガ倉庫の内部を「海」や「水」をコンセプトに作り替えた

築120年以上の歴史を持つレンガ倉庫の内部を「海」や「水」をコンセプトに作り替えた

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 総合食品問屋「橋谷」がこのほど、レンガ造りの倉庫を改装した貸別荘「プレ・デ・ラ・メール」(函館市弁天町)を開業した。

バイオエタノール暖炉が燃えるリビングの壁には、クジラをイメージしたイラスト

 同社の貸別荘は、2016(平成28)年に開業した「ラ・カシェット」(湯川町)に続いて2棟目。1898(明治31)年に建てられ、50年ほど前からはほとんど使われていなかった自社倉庫を別荘に改装した。

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 歴史を感じさせるレンガ造りの外壁はそのままに、内装は近代的な居住空間に一新し、外観とのギャップを演出。フランス語で「海のそば」を意味する名称にふさわしく「海」や「水」をコンセプトに定め、ダイニングには約100匹の金魚が泳ぐ水槽を設置した。水槽の裏側には浴室を配置し、金魚の泳ぐ姿を眺めながら入浴できるようにした。2部屋ある寝室の壁紙は青系統でまとめ、ダイニングや寝室にある白壁には、船やクジラをイメージした絵を描いた。洗面台の対面には観葉植物で飾り付けた空間を設け、鏡をのぞくと自分が花と緑に包まれたように見える仕掛けも施す。

 一度に大人4人が宿泊でき、コンロや電子レンジ、食器類などを備えたキッチンで自炊も可能。ダイニングからつながるウッドデッキではバーベキューもできる。

 橋谷秀一社長は「自分も子どものころはこの近くに住み、船の汽笛や教会の鐘の音などを聞きながら海を感じて育った。建物全体をアート作品、美術館のように表現したので、全国や海外はもちろん、地元の人にも異次元の空間を楽しんでほしい」と利用を呼び掛ける。

 14時チェックイン、11時チェックアウト。1日1組限定の1棟貸しで、通常期=8万円、繁忙期=8万8,000円、年末年始=10万円(以上、全て税別)。

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