ウェザーニューズと日本気象協会は3月4日までに、函館の桜の開花日について「4月23日」または「4月24日」とする予想を発表した。
ウェザーニューズは3月3日発表の「第四回桜開花予想」で、3月17日に福岡からスタートする桜前線は4月下旬に北海道に上陸し、函館は4月23日に開花を迎えるとした。北海道は3月から4月の気温が平年より高く、開花直前の4月下旬ほど晴れる見込みで、つぼみの生長も順調に進むという。満開予想日は4月26日。
日本気象協会は3月4日発表の「桜開花予想(第4回)」で、3月13日に福岡、高知からスタートした桜前線が4月下旬に津軽海峡を渡り、函館は4月24日に開花を迎えると予想した。3月は全国的に気温が平年並みか高くなると予想され、開花予想日は全国的に早いところが多い見込みだという。満開予想日は4月29日。
函館の平年の桜開花日(1981年~2010年の平均値)は4月30日で、今年はいずれの予想も平年より早い。ウェザーニューズは「(全国的に)桜の開花時期は年々早まる傾向にある」としており、近年の気候変動や都市化の影響に加え、桜の老齢化が関係しているとの見方を示す。桜の木は樹齢を重ねるほど開花時期が早くなる傾向があるためで、函館も1950年代~80年代は5月の連休後半か連休後に開花することが多かったが、1990年代以降は4月下旬に開花することが増え、2014(平成26)年からは毎年4月下旬に開花を迎えている。