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「北海道・北東北の縄文遺跡群」世界遺産へ ユネスコ諮問機関が登録勧告

北海道・北東北の縄文遺跡群の構成資産である史跡大船遺跡

北海道・北東北の縄文遺跡群の構成資産である史跡大船遺跡

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 文化庁は5月26日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)が「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界文化遺産登録を勧告したことを明らかにした。

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 文化庁によると、イコモスは「北海道・北東北の縄文遺跡群」について「先史時代における農耕を伴わない定住社会および複雑な精神文化」と「定住社会の発展段階やさまざまな環境変化への適応」を示していると評価。世界遺産一覧表への記載を「勧告する」とした。登録は7月16日~31日にオンライン開催する世界遺産委員会で正式決定される予定。

 「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、北海道と青森・岩手・秋田の3県にある17遺跡で構成。それぞれの遺跡を定住の開始・発展・成熟の過程を示す6つのステージに区分し、連続性のある資産として世界遺産登録を目指してきた。函館の垣ノ島遺跡は「集落の成立」、大船遺跡は「拠点集落の出現」を示す構成資産と位置付けられている。

 垣ノ島遺跡では6月18日から一般公開を始める予定。

 ※北海道の緊急事態宣言を受け、垣ノ島遺跡の一般公開は7月26日~28日に想定されている世界遺産登録決定日の翌日に延期されました。

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