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はこだてみらい館で「縄文エキスポ」開幕 遺跡発掘を映像で疑似体験

コントローラーを操作して地中を探り、見付けた「お宝」を掘り出す体験ができる

コントローラーを操作して地中を探り、見付けた「お宝」を掘り出す体験ができる

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 縄文文化にちなんだ体験や展示を通して、世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」について学ぶ企画展「ドキ!ドキ!縄文エキスポ」が10月10日、はこだてみらい館(函館市若松町)で始まった。

著保内野遺跡(尾札部町)で発掘され国宝に指定された「中空土偶」のレプリカも展示

 同館の開館4周年を記念した企画。渡島総合振興局をはじめ、縄文文化の発信やPRに努めてきた組織・団体が全面的に協力し、道南地域の遺跡から発掘された出土品や各地の代表的な遺跡を解説するパネルなどを館内に展示する。北海道唯一の国宝に指定されている中空土偶の精巧なレプリカも展示するほか、巨大ディスプレー「メディアウオール」では縄文人の暮らしを紹介する紙芝居を1時間ごとに上映。紙芝居の図柄を用いた記念撮影スポットや顔出しパネルも設ける。

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 初日は、縄文文化のPR活動を行う団体「縄文DOHNANプロジェクト」による「勾玉(まがたま)」作りの体験も実施。参加した子どもたちは思い思いに天然の石を手作業で削り、自分だけの勾玉を仕上げた。同プロジェクト代表の山田かおりさんは「さまざまな団体が縄文の精神に倣って、共に助け合い今回のイベントに協力している。来館した子どもたちが難しく考えず、素直に楽しんでくれているのがうれしい」と喜ぶ。24日・25日も、縄文にちなんだ装飾品作りなどの体験プログラムを用意する。

 360度の映像体験ができる「360スタジオ」には同日、新コンテンツ「バーチャル縄文遺跡発掘ツアー」が登場。竪穴住居や盛り土遺構を復元している大船遺跡(大船町)の空撮映像に続き、専用コントローラーの操作で地中から土器や石器など「縄文時代のお宝」を発掘する疑似体験ができる。

 24日・25日は、函館駅前ビル「ふらっとdaimon」の協力を得て「JOMONファッションde大門ハロウィン」を開催。同館と「ふらっとdaimon」の2カ所でスタンプを押すと、縄文にちなんだグッズなどが当たる抽選に参加できる。「ふらっとdaimon」では、工事現場で使う「ガラ袋」を加工して縄文時代風の服を作る体験ができ、希望者にはプロがヘアメークを手掛ける(人数限定)。

 同館の桑村詩音さんは「初めて縄文文化に触れる子どもたちにも楽しんでもらえるコンテンツをそろえた。世界遺産登録を目指す縄文遺跡が地元にあることを知るきっかけになれば」と来場を呼び掛ける。

 開館時間は10時~20時(最終入館19時30分)。入館料は大人・子ども共通で300円、未就学児無料。11月3日まで。

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