食肉加工と卸販売を手掛ける北農食販(函館市昭和3=ベガスベガス函館昭和店隣、TEL 0138-40-6000)が6月18日、自社工場敷地内に「お肉の直売所」をオープンした。
味付けホルモンやジンギスカン用ラムロールなど冷凍肉も取りそろえる
段ボールや包装資材などを扱うホリカワグループの食品販売事業部門を担うために1980(昭和55)年に設立された同社。道南産をはじめ国内外から仕入れた肉を加工し、ホテルや飲食店などに納入している。これまで一般向けの小売りはほとんど行っていなかったが、コロナ禍で「質の良い食材を自宅で味わいたい」との需要が高まっていることから、屋外バーベキューが増える夏に向けて直売所の開設を決めた。
しゃぶしゃぶ用の豚肉・ラム肉やジンギスカン用のラムロール、自社で味付けしたホルモン各種などの冷凍品を常時そろえるほか、牛カルビ・牛サガリ・牛タンなど焼き肉用カット肉、6種類の肉を詰め合わせた焼き肉セットなどのチルド品をその日の在庫に合わせて店頭に並べる。同社のシェフが調理した唐揚げや春巻き、チャーシューなどの総菜類も販売。
その日の販売品目や特売品などの最新情報はインスタグラム「hakodate.meat」で発信。今後、インスタグラムに寄せられた声や店頭での反響などを踏まえて取り扱い品目を増やす考え。
直売所の広報を担当する花岡孝一さんは「肉屋直営なので、焼き肉店で一般的に提供される肉はおおむね取り扱っている。店頭に出せる量に限りがあるので、バーベキューなどで大量に購入する際は事前の予約が確実」と話す。「外食自粛でストレスがたまりがちだが、おいしい肉を食べて少しでも幸せな気持ちになってもらえたら」とも。
営業時間は11時~17時。水曜・日曜・祝日定休。