買う

七飯町・日乃出食品のプレミアムブランド「Jimo豆腐Soia」直売店開設へ

「Jimo豆腐Soia plus+」外観

「Jimo豆腐Soia plus+」外観

  • 192

  •  

 函館市内や近郊で移動販売を行ってきた「Jimo豆腐Soia(ジモトウフソイア)」の実店舗「Jimo 豆腐 Soia plus+(ジモトウフソイアプラス)」(七飯町緑町3)が8月6日、日乃出食品の敷地内にオープンする。

「Jimo豆腐Soia plus+」店内

[広告]

 「Jimo豆腐Soia」は、「やっこさん豆腐」のブランド名で知られる日乃出食品のプレミアムブランドとして3年前にスタート。大量生産できないことから卸売りはせず、自社の移動販売車のみで直販を行ってきた。地元の原材料を使った「こだわりの」豆腐を求めるリピーターも多く、認知度の高まりから「どこで買えるのか」との声が多く寄せられるようになり、移動販売との相乗効果を狙って実店舗を開くことにしたという。

 同社の工藤英洋社長は「以前から直売所を開きたいと構想していたが、『やっこさん豆腐』はスーパーでも買えるので展開方法を迷っていた。2018(平成30)年に『Jimo豆腐Soia』を始め、差別化できるブランドに育ったため、このタイミングで立ち上げた」と話す。

 新店舗では移動販売車で扱ってきた「Jimo豆腐Soia」のプレミアム豆腐に加え、新たに商品開発したドーナツ「Jimo Do(ジモドー)」、サラダなどの総菜、豆乳ソフトクリームなどの店舗限定商品に加え、移動販売では扱ってこなかった「やっこさん豆腐」ブランドの商品も販売する。

 「Jimo Do」は、プレーンタイプの「シュガー」(1個270円)やドライフルーツとクルミを生地に練り込んだ「フルーツ&くるみ」(同346円)など5種類。おからと豆乳を原料に使い、「特に食感にこだわって仕上げた」という。素材の分量で食感が大きく変わるため、完成まで3カ月ほど試行錯誤を重ねた。「Jimo豆腐Soia plus+」の阿部尚子マネジャーは「最初は穴あきのドーナツも試作したが、中までふんわりとした食感を得るため穴のない形にたどり着いた」と話す。

 総菜は、豆腐のにがりに使う八雲町熊石地域の塩を使った「黒千石と豆乳のおこわ」、おからに木綿豆腐を加えた「Jimoのおからコロッケ」(以上1パック378円)、Jimo豆腐のしっとりした食感が楽しめるという「Soiaサラダ」(同432円)などを展開。ドーナツや総菜など合わせて40品目の取り扱いを目指し、地元の果物や野菜を使った季節限定商品なども開発する予定。

 移動販売車での販売も引き続き継続する。新店舗について、工藤社長は「豆腐一丁を買うために移動販売車を呼ぶのを遠慮していたお客さんもいるので、そんな方も気軽に立ち寄れる店にしていきたい。豆腐の直売店でドーナツやソフトクリームを扱うのは異色だと思うので、ぜひ楽しんでほしい。コロナ禍で旅行に行けない状況下だが、近場の周遊の際にぜひ来ていただければ」と呼び掛ける。

 8月6日~8日の3日間はオープン記念として、店舗前特設テントで「Jimo豆腐Soia」の寄せ豆腐セット(1,500円)と「やっこさん豆腐」セット(1,000円)の限定販売も行う。

 営業時間は10時~17時。月曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース