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五稜郭タワーなどで「はこだて国際科学祭」 「培養肉」テーマに夜話

昨年の様子(提供=公立はこだて未来大学)

昨年の様子(提供=公立はこだて未来大学)

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 「はこだて国際科学祭」が8月17日から、五稜郭タワー(函館市五稜郭町)1階アトリウムを中心に函館市・北斗市・七飯町の各所で開催される。

 科学技術コミュニケーションを促進し市民の科学リテラシーを向上することを目的に、地域密着型のイベントとして2009年に始まった同イベント。毎年夏に3つのテーマ(食・健康・環境)をローテーションしながら実施しており、11回目となる今年は「『食』が育む、函館の未来」をテーマに据える。

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 期間中、33のプログラムを用意。「科学夜話」では「培養肉カフェ」を取り上げる。自宅で動物の細胞を培養し、人工の食用肉を作る取り組みを行っているサークルのメンバーが「ナマものづくり」の現状と今後について解説する。主催するサイエンス・サポート函館の参加機関の一つである公立はこだて未来大学の立花さんは「函館は毎年世界料理学会が行われているだけでなく、『バル街』発祥の地でもあるなど、国内でも類を見ない『食』の街。『食』と『科学』が交差する新しい食の可能性について語り合う場はほとんど無い。函館という『食』に関する高いブランド価値と最先端の科学研究との交差する話題を多様な視点で見比べるのは非常に心躍る試み」と話す。

 ほかにも、つくばから高エネルギー加速器研究機構(KEK)、東京から東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCASTが北海道内の科学イベントとしては初めて同イベントに参加する。科学屋台「KEKのおもしろサイエンス」やCASTによる「野菜!果物!植物の体の秘密」を行う。

 立花さんは「函館にずっと住んでいる人は気付かないかもしれないが、他所から来た人たちにとって函館は多くの可能性があるにもかかわらず、それが十分生かしきれていない『もったいない』街だと感じる。他所から来た人たちの目線や、函館の人たちが他所に行って地元を見直すと見えてくる価値というものが数多くあると思う。科学祭という仕掛けを通じて、さまざまな価値観の人たちが一つのテーマを、それぞれの解釈で捉え直し、自分自身の生き方の振り返りに生かしてもらえれば」とも。

 開催時間や場所はイベントにより異なる。申込が必要なイベントもある。今月25日まで。

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