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セブン-イレブンが函館「星龍軒」監修の塩ラーメン 幻の味を北海道内限定で

「星龍軒監修塩ラーメン」調理イメージ

「星龍軒監修塩ラーメン」調理イメージ

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 2018年(平成30)年に閉店した函館市のラーメン店「星龍軒(せいりゅうけん)」監修の塩ラーメンの販売が12月1日より、北海道内のセブン-イレブン店舗で順次始まる。

新商品「星龍軒監修塩ラーメン」を手にする商品開発担当者ら

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 函館朝市の近くに店を構えていた星龍軒は、函館塩ラーメンを代表する店の一つとして地元客から支持を集め、2012(平成24)年と2017(平成29)年に発行された「ミシュランガイド北海道特別版」では「価格以上の満足感が得られる料理を提供する店」を意味するビブグルマンに選出された。閉店後もその味を懐かしむ声は多く、2018(平成30)年から2年続けて函館市が主催する夏のイベントで限定復活したほか、2019年6月にはセブン-イレブン・ジャパンがカップ麺として商品化し、数量限定で販売した経緯がある。

 今回発売した塩ラーメンは、電子レンジで温めて食べる生麺タイプのカップ容器入りラーメン。星龍軒の元店主が開発当初から監修し、「野菜のだしと豚ガラ・鶏ガラのうま味のバランスが取れた優しい味わいのスープを再現した」という。麺は北海道産の小麦を使ったストレート麺で、メンマとチャーシューのほか、星龍軒の特徴である三つ葉をトッピングした。

 「生麺タイプのラーメンに三つ葉をトッピングした例は当社にもこれまでなく、どうしたら時間がたってもおいしい状態を保てるのかを探すのに苦労した」と商品開発担当の金楽永さん。店では生の三つ葉をトッピングしていたが、今回の商品では風味や香りを保つためにボイルした三つ葉を使うことにした。さらに店の味に近づけるため三つ葉のゆで汁をスープに加え、温めた時に三つ葉の香りが立ち上るよう工夫したという。

 函館地区マネジャーの木下隆元さんは「前回発売したカップ麺の反響は大きく、用意していた量を1カ月で完売してしまったため、お客さまや店舗オーナーからも再販を望む声を多く頂いていた。今回の商品は開発に約半年をかけ、星龍軒の元店主からも『これなら大丈夫』と太鼓判を頂いた。道内のセブン-イレブン店舗の定番商品にしていきたい」と自信を見せる。金さんも「地域のお客さまに喜んでいただける商品として、一切妥協せず味の再現に取り組んだ。今となっては食べたくても食べられない『幻の味』を、セブン-イレブンで楽しんでもらえたら」と呼び掛ける。

 価格は537円。12月1日から道南エリアの91店舗で販売しており、1月10日以降には道内1003店舗で順次取り扱いを始める予定。

 ※セブン-イレブンの「北海道フェア」開催に伴い、「星龍軒監修塩ラーメン」は1月11日より、沖縄県を除く全国のセブン-イレブン店舗で順次販売されることになりました(2022年1月11日追記)

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