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3週間で完成目指すお菓子の家 「函館のおばちゃん」がチャリティー企画

お菓子の家づくり企画に協力した(左から)土橋由紀子さん、松本一人さん、バルーンパフォーマーキックさん、マジシャンわだっちさん

お菓子の家づくり企画に協力した(左から)土橋由紀子さん、松本一人さん、バルーンパフォーマーキックさん、マジシャンわだっちさん

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 クリスマスに合わせ、「お菓子の家」を作るチャリティーイベントが12月5日、MEGAドン・キホーテ函館店(函館市美原1)で始まった。

人が入れる大きさのお菓子の家に駄菓子を貼り付けて装飾していく

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 お菓子の家は、間口2メートル、奥行き3.6メートル、高さ2.3メートルで、大人でも立ったまま入れる大きさ。安全性と強度を両立させるため、建築用のポリスチレンフォームと発泡スチロールのみで組み上げた。イベント開始時は正面の輪郭部分や煙突などごく一部を駄菓子で装飾しており、来場者が好きな場所に駄菓子を貼り付けていくことで完成を目指す。

 「函館のおばちゃん」のニックネームで活動する市内在住の匿名の女性が企画。女性は昨年、子ども用のマスクが不足していた時期に、手縫いしたマスク500枚を個人的に児童養護施設に寄贈。昨年夏には、七夕の日に子どもたちが家々を訪ねてお菓子をもらう「ろうそくもらい」の行事が自粛となったことから、10万円分のお菓子を児童養護施設に寄付した。

 第3弾として、「コロナで寂しい思いをした子どもたちに少しでも喜んでもらおう」とお菓子の家作りを発案。実施時期をクリスマスシーズンの12月に決め、6月~8月にクラウドファンディングを活用して資金を集めた。「函館のおばちゃん」の活動をSNSで知った函館出身のそっくりさんタレント、松本一人さんも趣旨に賛同。会場の手配を行ったほか、アドバイザーとして運営をサポートしている。道南のパフォーマーや市民ボランティアも会場設営や来場者へのバルーン配布などで協力した。松本さんは「絵本に出てくるような『本物のお菓子の家』をファンタジーな空間で作る、わくわくするような体験ができる。老若男女を問わずどなたでも参加できるので、たくさんの方にお越しいただければ」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。12月25日まで。年齢を問わず無料で参加できるが、参加時に来年開催時の資金に充てるための募金を呼び掛ける。装飾に使ったお菓子は26日10時から会場で子どもたちに配布するほか、一部を児童養護施設やこども食堂にクリスマスプレゼントとして寄贈する。

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