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江差で北海道最古の祭り「姥神大神宮渡御祭」 山車13基が町を彩る

宿入之儀のために立ち並ぶ山車。上部には電線などを避ける役割の「線取」がおはやしに合わせてリズムを取る。

宿入之儀のために立ち並ぶ山車。上部には電線などを避ける役割の「線取」がおはやしに合わせてリズムを取る。

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 「姥神大神宮渡御祭」が8月9日~11日、江差町で行われた。北海道指定無形民俗文化財である同祭は約370年前に始まったとされ、北海道最古の祭りといわれている。

北海道最古の祭り「姥神大神宮渡御祭」で勢いよく角を曲がる山車

 ニシンの豊漁を神に報告し感謝するために始まった同祭は、神輿の渡御に山車(やま)が供奉する形で行う。現存する一番古い山車は「神功山」で、宝暦年間(1754年~1762年)に京都の人形問屋が納めたもの。北海道有形民俗文化財に指定されている。山車の大きさは高さ約4メートル、長さ約4メートル、幅約3メートル。上部には歴史上の人物を模した山車人形を設置。夜間の巡行用として人形のスポットライトやちょうちんなどの電飾があしらわれている。江差にある17の町が13基の山車を支え、前方にある大太鼓1台と小太鼓2台のたたき手や横笛の奏者、線取と呼ぶ最上段に立つ人員をはじめ多数の役割を町民が担う。

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 最終日となる11日は発興祭で始まり、21時頃に宿入之儀を行った。沿道にはこの祭りのために江差に帰省してきた人や地元の人が並び、にぎわいを見せていた。

 千歳市から見学に訪れていた女性は「少し見学をして帰るつもりが、夜になるにつれて盛り上がりを見せていたため帰るタイミングを見失ってしまった。千歳市にはここまで盛り上がるお祭りが少なく、子どもやお年寄りが一体になって参加していてすごいと思った」と話す。

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