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函館・江差自動車道「木古内IC」開通へ 函館ICからの所要時間が約30分に

茂辺地木古内道路の開通決定を喜ぶ北斗市「ずーしーほっきー」と木古内町「キーコ」(木古内町提供)

茂辺地木古内道路の開通決定を喜ぶ北斗市「ずーしーほっきー」と木古内町「キーコ」(木古内町提供)

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 国土交通省北海道開発局は2月18日、函館・江差自動車道の北斗茂辺地IC(北斗市茂辺地)と木古内IC(木古内町)を結ぶ「茂辺地木古内道路」を3月26日15時に開通すると発表した。

茂辺地木古内道路の位置図

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 函館・江差自動車道は、函館市と江差町を結ぶ延長約70キロの高規格道路で、このうち函館IC~北斗茂辺地IC間は2003(平成15)年から2012(平成24)年にかけて順次開通した。延長16キロの茂辺地木古内道路は2019年度の開通を目指していたが、木古内町の「幸連5遺跡」で想定を大きく超える遺構や遺物が出土したことから調査に時間を要し、当初予定より2年遅れて開通を迎える。

 茂辺地木古内道路の開通により、函館IC~木古内IC間の所要時間は6~8分短縮され、夏季で30分、冬季で31分になるという。昨年開通した函館新外環状道路の函館空港ICから木古内IC間までの所要時間も41分(夏季)に短縮される見込みで、開発局は広域周遊観光や救急搬送、農水産品の輸送など、幅広い分野での効果を見込む。

 同道路で結ばれる北斗市と木古内町は1月、両市町の公式キャラクター「ずーしーほっきー」「キーコ」が開通を喜び合う写真を開通前の本線上で撮影した。木古内町産業経済課の長原汐里さんは「高規格道路がつながることで、両市町の観光がより一層盛り上がり、交流人口が増えることを期待している。少しでも多くの方が木古内町と北斗市を知り、足を運んでもらえたら」と期待を込める。

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