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函館国際ホテルが「雅あんぱん」発売 千秋庵総本家とコラボ開発

中にはたっぷりの餡と砕いたクルミ。餡のすっきりとした甘さとクルミの香ばしさが調和している

中にはたっぷりの餡と砕いたクルミ。餡のすっきりとした甘さとクルミの香ばしさが調和している

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 函館国際ホテル(函館市大手町)が7月12日、函館の老舗和菓子店「千秋庵総本家」と共同で「雅(みやび)あんぱん」を発売した。

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 1994(平成6)年から展開しているホテル1階のベーカリー併設ショップ「モンモランシー」には宿泊客だけではなく地元客も多く、鹿部町から訪れる客もいるという。ショップで千秋庵総本家の商品を取り扱っている縁から、千秋庵総本家の親会社の社長が視察のため来訪した際、店頭に並んでいたパンを口にして、「うちの餡(あん)を使ってみたら良いのでは」と発言し、その翌日にはコラボレーション実現に向けた連絡が入った。

 パンの開発に当たり、千秋庵総本家では数種類のパンを試食し生地を確認。製餡工場の工場長が、焼いても風味を損ねない餡を考案。ホテルではベーカリーの料理長がその餡に合う「普通のあんパンとは違った食感」を出すために試行錯誤を繰り返し、砕いたクルミを入れることで食感のアクセントと香ばしさを加えた。

 函館国際ホテルの担当者は「千秋庵総本家の餡は函館市民が知り尽くした味。ぜひ、老若男女問わず多くの人に味わってほしい」と話す。

 「雅あんぱん」は1個230円。1日限定30個程度の販売だが、早々に売り切れた際は再度焼くこともある。

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