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函館空港ビルの直営店3店舗リニューアル フライト前の時間を有効に

函館空港国内線旅客ターミナルビル2階出発ロビーにオープンした「THE HAKODATE DEPART」

函館空港国内線旅客ターミナルビル2階出発ロビーにオープンした「THE HAKODATE DEPART」

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 函館空港国内線旅客ターミナルビル(函館市高松町)内の直営店「ポルックス」3店舗が3月30日までに順次リニューアルし、店名やメニュー、売り場などを一新した。

道南の土産品を集めたコーナー

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 2階出発ロビーの土産物店「ポルックス」は、「THE HAKODATE DEPART(ザ ハコダテ デパート)」に店名を変更。メーカーごとにコーナーを設けて商品を陳列する従来の方式をやめ、カテゴリごとに商品を集約し、道産木材を使った什器に陳列することで「北海道らしい空気感とデパ地下の高揚感」を演出。道南を代表する菓子や酒のつまみ、ご飯のお供、農産物、海産品、カレー、ラーメンなどのさまざまな商品を取りそろえた。搭乗前の限られた時間で買い物する人が多いことから、「欲しい品をすぐに見付けられる分かりやすさや、効率的な動線を意識した売り場作りを心掛けた」という。

 3階のレストラン「ポルックス」は、レストラン&バー「1854 HAKODATE(イチハチゴーヨンハコダテ)」にリニューアル。「函館をたつ前に『食べ忘れ』を解消してほしい」との考えから、北海道の魅力を表現したメニューを幅広くラインアップ。老舗洋食店「五島軒」(末広町)の味が楽しめる「五島軒ポークカツ&イギリス風カレーとハヤシライスのあいがけ」(2,200円)や、すき焼きの「阿佐利本店」(宝来町)の割り下を使った「五穀味鶏すき焼きうどん定食」(1,980円)など地元有名店とのコラボレーションメニューも用意した。「はこだてビール」の飲み比べセットや、箱館醸蔵(七飯町)の地酒「郷宝」など地元の酒もそろえる。同店を運営する北海道エアポート商事部部長の佐藤拓郎さんは「ご当地ファミリーレストランのような感覚で、函館をたつ前の時間を楽しんでもらえたら」と話す。

 2階搭乗者待合室内の直営店「ポルックス」は、カフェ&ダイナー「FLIGHT FRY(フライト フライ)」としてリニューアル。「駆け込みもう一杯、空の上でも味わい尽くす函館」をコンセプトに、道南の食材を使ったメニューや地元の「名店」の人気メニューを取り入れ、フライト前の時間や機内でも楽しめる手軽なフードやドリンクをそろえる。

 せたな町産を中心とした北海道産のジャガイモに低温でバターを染み込ませ、短時間で揚げる「FLIGHT POTATO(フライトポテト)」(500円~)は、仕込みも店内で行うオリジナルメニュー。数種類のオリジナルソースが選べる。細切りのがごめ昆布を混ぜて炊き上げた道産米をバターとがごめ昆布しょうゆで味付けし、岩のりをのせた「NORI BENTO(ノリベントー)」(650円)は、機内食をイメージした小ぶりの「空弁」。乙部町「乙部追分ブリューイング」のクラフトビールと「サッポロクラシック」をセットにした「北海道の厳選ビール飲み比べセット」(1,500円)も用意した。「フライト直前に地元のクラフトビールが飲める空港は全国でも珍しいのでは」と佐藤さん。「フライト前の30分、1時間でやり残したことを楽しんでもらえたら」と利用を呼び掛ける。

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