「はこだて柳屋」(函館市万代町)のパイまんじゅう「ロマネスク函館」が製造累計900万個を突破した。
同商品は現在「こしあん」「焼きチーズ味」「林檎パイ」の3種を販売。購買層は主に地元客で、葬儀の引き出物や中元などに用いられている。これまでは店頭での販売のみだったが、昨年11月から土産店でも展開するようになった。
今年4月に発売された「林檎パイ」は漫画「るろうに剣心-明治剣客浪漫譚・北海道編-」(集英社刊)とコラボ。8月の時点で6万枚を売り上げている。林檎の風味をつけるために「はこだてわいん」の「フルーツ北海道七飯りんごわいん」を使い、パイの表面には同作の主人公・緋村剣心のトレードマークである十字の傷を刻んで焼き上げている。
「ロマネスク函館」は現在も新作の発売を目指して試作を重ねているという。同店の若杉隆之さんは「創業70年、長く売り続けるためには飽きのこない味にしなければならない。個性的すぎるものではなく、いつでも食べてもらえるような味を目指している」と話す。
価格(1個)は、「こしあん」=120円、「焼きチーズ」=130円、「林檎パイ」=150円(以上税別)。「こしあん」と「焼きチーズ」はオンラインショップでも販売している。