函館港まつり実行委員会は6月7日、「函館港まつり」を8月1日~4日に開催すると発表した。催しを縮小し、日程も1日短縮する。
函館港まつりは、当時の函館市街地の3分の一を焼き尽くした1934(昭和9)年の大火からの復興ムードを盛り上げるため、1935(昭和10)年に始まった。例年、函館港を会場とする花火大会や市民が踊りながらパレードを行う「ワッショイはこだて」などの行事を行うが、コロナ禍の影響で昨年、一昨年と2年続けて全面的に中止となっていた。
3年ぶりの開催となる今年は、まつりの初日を飾る「道新花火大会」を例年通り8月1日に開催。雨天の場合は4日に延期する。
翌2日は、例年実施しているパレード「ワッショイはこだて十字街・松風コース」(約1.4キロ)を短縮し、市役所前電停から函館駅前を経由して松風町に至る「大門コース」(約0.7キロ)として実施。これまで16時30分~21時30分だった開催時間も17時~20時に短縮。子どもいか踊りと函館いか踊りは中止する。雨天の場合は3日に順延。
例年は3日に実施していた「ワッショイはこだて千代台・五稜郭コース」と、5日に実施していた函館駅前通りの歩行者天国、それに付随する「函館港おどり・いか踊り大会」や音楽ライブなどのイベントは全面的に中止する。
はこだてグリーンプラザ沿いに出店する露店の営業は1日~4日。出店数は、2019年より約3割少ない83店になる見込み。