函館市企業局交通部は、コロナ禍で運行開始を延期していた函館市電39号「箱館ハイカラ號（ごう）」を7月9日から運行する。

青柳町電停付近を走行する箱館ハイカラ號

　箱館ハイカラ號は例年、4月から10月にかけての土曜・日曜・祝日を中心に運行していたが、コロナ禍を受けて2020年度と2021年度は定期運行を中止した。本年度は4月中旬からの運行を予定していたが、「感染状況を考慮して当面の間運行を延期する」としていた。9日以降、10月30日までの土曜・日曜・祝日と8月12日、10月31日に運行すること決めた。運行日でも雨天時や悪天候の場合は運休となる。

　運行時刻は固定制で、初便は9時57分に駒場車庫前を出発し、10時36分に函館どつく前へ至る。その後、函館どつく前～駒場車庫前と駒場車庫前～谷地頭を2本ずつ運行し、最後に函館どつく前から湯の川に至り、湯の川から駒場車庫前に戻り、15時51分で運行を終了する。運行時刻は函館市サイトで公開しており、GPSを使った「箱館ハイカラ號位置情報サービス」でリアルタイムな位置情報も公開する。

　本年度の運行開始に伴うセレモニーなどは行わない。