![函館と道南で食に携わる事業者23店が集まる「函館・道南じもとマルシェ」](https://images.keizai.biz/hakodate_keizai/headline/1662568018_photo.jpg)
道南地域で食に携わる事業者が集まる催事「函館・道南じもとマルシェ」が9月7日、丸井今井函館店(函館市本町)7階催事場で始まった。
アカシマエビとごま油を使った「漁師の焙煎海老(ばいせんえび)ラー油」
4月に続いて2度目の開催。道南の食産品に特化した通販サイトを運営する「ロカラ」(鍛治1)が出店業者の取りまとめ役となり、地域に根ざした生産者や、道南の食の魅力を全国に発信する事業者を集めた。一部の事業者には同店が直接出店交渉し、計23店が集まった。初めて催事に出店する事業者や、函館初出店となる生産者も数店ある。
漁師自ら取った魚介類を加工して売る「マーレ旭丸」(せたな町)は、日本海で取れたアカシマエビと国産のごま油を使った「漁師の焙煎海老(ばいせんえび)ラー油」(901円~)を出品。放牧酪農を行う「ひらかわ牧場」(同)は、搾乳後24時間以内の生乳を使ったアイスクリーム(250円~350円)を販売する。
食品の企画販売を手がける「たかせ」(七飯町)は、同町の酒蔵「箱館醸蔵(じょうぞう)」の日本酒「郷宝(ごっほう)」の酒かすを使い、「深みのある」みそ味に仕上げた「大人の塩辛みそいかす」(450円)をはじめ、オリジナルの塩辛各種を販売する。水産加工の「ま印水産」(函館市弁天町)は、ほぐした数の子を北海道産ナチュラルチーズに絡めた「数の子チーズ」(650円)や、表面を炙(あぶ)った本マグロをしょうゆだれに漬けた「海鮮醤油(しょうゆ)漬」を出品した。そのほか、各事業者が持ち寄った水産加工品、畜産加工品、乳製品、農産物、コーヒー豆、クラフトビールなどがそろう。
同店営業統括部の山田睦さんは「函館初出店、当店初出店の店も多いので、新たな発見や出合いの機会になれば。9日からは同じフロアで『全国ご当地パンフェア』と障がい福祉事業所15施設が集まる『ハートメイドマルシェ』が同時開催されるので、併せて楽しんでいただければ」と話す。
開催時間は10時~18時30分(最終日は16時まで)。今月11日まで。