日本気象協会が4月6日、函館の桜の開花日について「4月16日」とする予想を発表した。満開予想日は4月19日。

桜の名所としてにぎわう函館公園（2018年の様子）

　この日発表した「桜開花予想（臨時報）」で、「今春は標高の高い地域や北へ行くほど開花と満開が早くなる傾向にある」と同協会。関東甲信や北陸、東北では多くの地点で平年より10日以上早い開花と満開を迎えており、東北北部と北海道でも「桜前線の動きがさらに早まる」と予想した。

　この臨時報では青森市の開花を4月9日と予想したが、青森地方気象台は7日午後、同市で桜（ソメイヨシノ）の開花を宣言し、桜前線がさらに加速している。函館の開花日が予想通りなら、記録上最も早かった2002（平成14）年の4月18日を上回り、過去最も早い開花となる。

　気象予報会社ウェザーマップの最新の開花予想日も4月16日（4月5日現在）。ウェザーニューズは4月5日発表の「第9回桜開花予想」で、函館は4月13日に開花を迎えると予想した。

　函館の平年の桜開花日は4月28日。昨年の開花は4月21日だった。