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八雲町・服部醸造が「うにソース」 奥尻島の「もったいないウニ」活用

服部醸造の「うにソース」

服部醸造の「うにソース」

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 みそとしょうゆの製造を行う服部醸造(八雲町)の新製品「うにソース」が5月中旬から、函館市内と近郊の小売店で販売されている。

丸みを帯びたうにソースの瓶

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 うにソースは、同社の本醸造しょうゆと奥尻島のウニをベースに、シイタケやカツオのうまみなどを加えた調味料。仕上げに奥尻ワインの白ワインを加え、「濃厚なうまみとすっきりとした味わいを表現した」という。

 服部由美子社長が奥尻島の生産者から「味はとても良いのに、色が悪かったり殻から外すときに崩れてしまったりして売り物にならないウニがある」という話を聞いたことが開発のきっかけ。当初は「うにしょうゆ」を試作したが、先行品が多いことから「とろみがあって食べ物に絡みやすいソースのほうが良いのでは」と方針を転換。北海道科学技術総合振興センター(札幌市)と酪農学園大学(江別市)の協力を得て、「和洋中どんな料理にも合わせやすいソース」を完成させた。うにソースを使った料理のレシピも同大生が考案。同社サイトで公開している。

 服部さんは「北海道のウニはおいしいが、旅行に来た人が持ち帰るのは難しい。このような形に加工することで、ポケットに入れて持ち帰ってもらえるようになった。ぜひ自宅でも北海道のウニの味わいを楽しんでほしい」と呼びかける。

 希望小売価格は1本(100グラム)1,080円。函館と近郊の土産物店、同社ネットショップなどで取り扱う。

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