函館競輪場(函館市金堀町)が、「推しの選手」が獲得した賞金総額に応じて応募者に賞金や景品を進呈する懸賞型のゲーム「GEKIOSHI7(ゲキオシセブン)」を実施する。6月1日、応募受け付けを始めた。
7月15日~17日に開催するG2レース「サマーナイトフェスティバル」に合わせ、初めて企画したゲーム。期間中に自分が選んだ選手が獲得した賞金をポイントに換算し、その総計を他の参加者と競う。
参加者は全国から同レースに参戦する102人の選手の中から7人を選び、ゲキオシセブン公式サイトで指名する。指名した選手がレースで3着までに入ると、その選手の獲得賞金を指名した参加者全員で割ったポイントが得られる。一例として、賞金100万円を獲得した選手を参加者100人が指名していた場合、1人当たり1万ポイントの加算となる。最終的に、3日間の合計獲得ポイントが多い人が勝ちとなる。
優勝者に30万円、準優勝者に10万円を進呈するほか、20位までに現金を進呈。その他、グッズや金券などの景品を500位までに用意した。賭け事ではないため参加に年齢制限はなく、居住地も問わない。全国の競輪でもこれまで例がなく、業界初の取り組みとなる。
函館市競輪事業部事業課の小林竜司課長は「強い選手を選べば上位になれるとも限らないゲーム。選手をあまり知らない人も、自分と同じ誕生日、名前が好き、ビジュアルが好みなど、自由な発想で選手を指名して参加してほしい」と話す。「期間中はイベントも開く予定なので、競輪になじみがない人も、自分が推した選手の姿を見に一度は競輪場に足を運んでもらえたら」とも。