人気漫画「ゴールデンカムイ」の展覧会「連載完結記念ゴールデンカムイ展」が7月22日、丸井今井函館店(函館市本町)で始まった。
ゴールデンカムイは、明治末期の北海道と樺太を舞台とした金塊争奪戦を軸に、歴史や文化、狩猟、グルメなどさまざまな要素を盛り込んだ作品。単行本の累計発行部数は2400万部を超える。
120点を超えるイラストや、作中に描かれた民具の関連資料などを通して作品の世界を追体験する同展。これまで東京・京都・福岡・札幌の4会場で開催し、延べ32万人以上が来場したという。5カ所目の開催地として、作中で最終章の舞台となった函館が選ばれた。
会場は6つのゾーンから成り、第1ゾーンは金塊争奪戦に加わった主要キャラクターのグラフィックや名シーン、第2ゾーンでは金塊のありかを示す刺青(いれずみ)を彫られた囚人たちを、網走監獄をイメージした空間で紹介する。このほか、作中で描かれた多様な文化や大きな戦い、終盤の「怒涛の展開」などを各ゾーンごとに紹介する。野田サトルさんが所蔵し、作中で描かれた衣装や道具のモデルとなった軍帽、マキリ、軍服などの資料も展示する。
会期中、大型のパネルに主要キャラクターの名シーンを描いたフォトスポットパネルを市内9カ所に設置。函館市電では、連載完結記念のイラストなどをあしらった「ゴールデンカムイ展」ラッピング電車が15日から運行されている。
「連載完結記念ゴールデンカムイ展」は、丸井今井函館店7階催事場で7月22日から9月10日まで開催。開場時間は10時~18時30分(7月22日~23日と28日~30日は19時まで)。
※アシリパの「リ」は小さい字が正式表記