菓子製造の道南食品(函館市千代台町)が7月2日、北海道で親しまれる食品をイメージしたキャラメルの新シリーズ「北海道コレ!だべさ」3品を発売する。
紅白の外箱でサイコロを表現した「北海道サイコロキャラメル」をはじめ、土産品用のキャラメル菓子を多く手がける同社。「北海道のおいしさを、身近で手に取りやすい土産菓子として旅行者に届けたい」と、道内で知名度の高い食品や調味料とコラボレーションしたキャラメルを考案した。
「味噌(みそ)キャラメル」には、トモエ印で道民になじみ深い福山醸造(札幌市)が道産原料で作った白こしみそ「道民の味噌」を使う。「みそのコクと塩気をどの程度表現するか、試作と試食を重ねてたどり着いた自信作」と技術担当の千野舞子さん。「さっぱりと食べられるので、また手が出る味」とも。
「よいとまけ味キャラメル」は、ロールカステラの外側にハスカップジャムを塗った三星(苫小牧市)の土産菓子「よいとまけ」をイメージした商品。「最初にハスカップの爽やかな酸味が広がり、後からロールカステラの風味が感じられるよう工夫した」という。
「成吉思汗(ジンギスカン)たれ味キャラメル」は、古くからジンギスカンのたれとして道民に愛用されているベル食品(札幌市)の「成吉思汗たれ」をキャラメルで表現した異色の商品。千野さんは「また食べたいと思わせてくれる『たれ』の後味が再現できた。ご飯が食べたくなるような味」と自信を見せる。
「友達や家族でわいわい手に取って、おいしくて楽しいひとときを過ごしてもらえたら」と開発担当の眞鍋瑞稀さん。営業担当の寺澤涼歌さんは「北海道ならではの味とコラボレーションできたので、相乗効果を生み出していけたら」と期待を込める。
いずれも1箱18粒入り248円。道内の土産店を中心に販売する。