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函館「FMいるか」、コロナ禍の地元企業と休業児童生徒をラジオ放送で応援

コロナ禍に立ち向かう地元企業を紹介するFMいるかのパーソナリティー皆方昭司さん

コロナ禍に立ち向かう地元企業を紹介するFMいるかのパーソナリティー皆方昭司さん

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 コミュニティーFMラジオ放送局「FMいるか」(函館市元町)がこのほど、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている地元企業と、長期にわたる休業を余儀なくされている児童や生徒をラジオ放送で応援する取り組みを始めた。

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 地元企業に向けては、テークアウト販売や通信販売を始める、知恵を絞った新商品を開発するなど、新たな取り組みで難局を乗り越えようと奮闘する中小企業や個人事業主を無料で紹介するコーナー「商売応援プロジェクト~Help Help道南」を開設。事業者が自らラジオに出演し、新たな営業形態や感染拡大防止のための取り組みなどを紹介する。函館商工会議所がスポンサーとして枠を確保し、4月末までの約半月で9件の事業者が出演した。出演を希望する事業者は、函館商工会議所のウェブサイトから申込書をダウンロードして同局まで申し込む。

 コーナーを担当するパーソナリティーの皆方昭司さんは「地域のラジオ局として、少しでも多く、商売をされている方を後押しし、応援したいという思いからコーナーを立ち上げた。この状況下で地域に支えられているFMいるかとしてできることを、いろいろ考えながら放送していきたい」と話す。

 臨時休業が続く児童や生徒の生活リズムを整えるための特別コーナー「はこだてっ子応援プロジェクト(HOP)」も4月28日、放送を始めた。函館市教育委員会と連携し、健康管理や適度な運動などを勧める放送を平日に1日3回流す。7時30分からの「朝の会」と13時25分からの「お昼の時間」では、検温や食事、家庭学習などを促す内容を中心に放送。15時(金曜は15時10分)から放送する「帰りの会」は、児童や生徒から寄せられたリクエスト曲やメッセージなどを流す。新型コロナウイルス感染症に対応した学校の臨時休業期間が終わるまで放送を継続する予定。

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