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函館市電「箱館ハイカラ號」が150分の1プラキットに 12月発売へ

復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」を実車の150分の1スケールで再現したプラキットを発売する

復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」を実車の150分の1スケールで再現したプラキットを発売する

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 函館市電39号車「箱館ハイカラ號」の鉄道模型プラキットが12月中旬、鉄道模型メーカーのエヌ小屋(静岡県浜松市)から発売される。

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 箱館ハイカラ號は1910(明治43)年に東京で新造された車両で、1918(大正7)年から1936(昭和11)年まで函館で客車として運行した。1937(昭和12)年からは除雪車両(ササラ電車)に改造されて活躍したが、1992(平成4)年に客車時代の姿に復元され、翌年から復元チンチン電車「箱館ハイカラ號」として春から秋までの季節限定で運行している(今年は当面の間、運行休止)。

 エヌ小屋は今年、商品の企画販売を始めて11周年を迎えることから、「11」にちなんで生誕110周年を迎える箱館ハイカラ號の鉄道模型を商品化することに。実車の姿を細部まで忠実に再現したほか、現行の台車と客車時代に使われていた台車の両方をセットにするこだわりも盛り込んだ。縮尺は150分の1で、他社製の動力を利用して走行させることもできる。本体価格3,000円。

 併せて、かつて青函連絡船に貨車を積み込む際に使われていた「控車」の鉄道模型プラキットの商品化も決定した。青函連絡船廃止後は函館には現存しないが、ありし日の姿を鉄道模型で再現する。本体価格9,800円。高校時代にはよく青函連絡船に乗って函館を訪れていたというエヌ小屋の本間篤社長は「青函連絡船の発着場などもすっかり様変わりしたが、模型なら昔の光景を再現できる。今後も模型のバリエーションを増やし、昔の函館駅周辺の風景を再現できるようにしたい」と話す。

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