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函館でグルメイベント「ブリフェス」 20店で新グルメ「ブリたれカツ」提供

漁獲量が急増している函館産ブリをもっと身近に食べてもらおうと企画された「ブリたれカツ」

漁獲量が急増している函館産ブリをもっと身近に食べてもらおうと企画された「ブリたれカツ」

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 近年漁獲量が増えている函館産ブリの消費拡大を目指すグルメイベント「ブリフェス」が10月10日~18日の9日間にわたり、開催される。主催は海に親しむ事業を展開する「はこだて海の教室実行委員会」。

参加各店で「ブリたれカツ」注文客先着50人にブリ缶詰を進呈する

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 函館近海では近年ブリの漁獲が急増しており、2017(平成29)年には全国2位の漁獲高を記録したほか、昨年はブリの漁獲量が初めてイカを上回った。一方、北海道でブリが獲れるようになってまだ10年足らずとあって食卓ではなじみが薄く、道民のブリ消費量は全国平均の2分の1と低迷している。

 そこで同委員会は、ブリの認知と消費拡大を目指して活動する「トトタベローネ函館」の取り組みとして、函館の「地ブリ」をおいしく味わえる新メニュー「函館ブリたれカツ」を飲食店と連携して開発。道南産のブリに下処理を施し、衣を付けて揚げた「ブリカツ」にオリジナルの「たれ」を合わせる基本ルールを決め、衣の種類や揚げ方、たれの味付けなど細かい調理法は各店が独自に考案することとした。

 今回の「ブリフェス」には趣旨に賛同した飲食店20店が参加し、各店が工夫を凝らした多彩な「ブリたれカツ」を提供する。「炭火割烹 菊川」は、ブリのあらで煮詰めたたれに自家製タルタルソースを添えた「ブリだれ」を用意。「四季海鮮 旬花」は、地元豆腐店の豆乳を使って鍋仕立てにした「海鮮だしと豆乳スープの玉子とじ」を考案した。その他の店でも、和風・洋風・中華風・エスニック風と幅広い調理法で「ブリたれカツ」を提供する。価格は500円~2,420円(店舗により異なる)。

 参加各店で「函館ブリたれカツ」注文客先着50人(延べ1000人)には、ブリ缶詰1缶と調理例を記載したレシピを進呈する。3店を巡ってスタンプを集めると、参加店の食事券や函館産神経締めブリなどが当たるスタンプラリーも行う。

 「トトタベローネ函館」担当の國分晋吾さんは「函館のブリを新たな食文化としていくためにも、まずは『地域の人が食べる』ことを推進していきたい。スタンプラリーもあるので、ぜひ店を回って景品を当ててほしい」と参加を呼び掛ける。

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