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北斗産長ネギで「ネギビヤー」 七飯・大沼ビールがクラウドファンディング

北海道北斗市産の長ネギをホップと共に香り付けに使う(イメージ)

北海道北斗市産の長ネギをホップと共に香り付けに使う(イメージ)

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 北海道七飯町の大沼ビールが現在、北海道産の長ネギを使うクラフトビールの醸造を目指してクラウドファンディングに挑戦している。

原材料に長ネギを使う「Negi-Beer」のラベル

 1997(平成9)年創業の同社は、七飯町にある横津岳の伏流水を仕込み水として使い、伝統的なスタイルのビールの醸造を行うクラフトビールメーカー。過去には、地域の素材を生かしたものづくりの一環として、七飯町のリンゴや北海道北斗市産のコメ「ふっくりんこ」を原料の一部としたビール造りにも取り組んできた。

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 そこで今回はこの流れをさらに発展させ、他のメーカーがあまり取り組んでいない、野菜を使ったビール造りを発案。「ビールの原材料として野菜を使うことで、各地で生産される農産物の魅力と町の魅力を発信するお手伝いができるのでは」と考え、第1弾として道内でも有数の作付面積を誇る北斗市産の長ネギを選んだ。原材料の一部に長ネギを使うビールは極めて珍しく、同社でビール造りに携わる蜂矢寛さんも「他メーカーで造られているのを見たこともなく、味わったこともない」と話す。

 香りの強い長ネギとビールは異質の組み合わせに思えるが、「(ビールの原材料である)ホップにもさまざまな香りがあり、果物に似た香りや草のような香りのものも多い」と蜂矢さん。「長ネギは香りが強くて甘みがあり、うまく合せればビールにバランスよく溶け込むと思う」と自信を見せる。通常のビールはホップで香りを付けるが、今回の「長ネギビール」はホップと長ネギで香りを付けることとした。330ミリリットル入り瓶換算で2000本分の醸造を計画しており、2021年2月ごろに完成する見込み。商品名は「Negi-Beer(ネギビヤー)」。蜂矢さんは味のイメージを「グラスに注いだ瞬間に長ネギとホップを合わせた香りが爽やかに立ち上り、一口飲めばほんのりと甘味を感じる麦の味わいと鼻から抜ける香りが感じられる」と表現する。

 同社はこれを機に、道南地域の食材を使うビール醸造を「北海道Waku×湧くプロジェクト」と名付け、今後も継続的に取り組んでいく考え。プロジェクト第2弾への資材購入費や常温保管できるクラフトビールを造るための設備投資費用に充てるため、クラウドファンディングサイト「Makuake」で目標金額70万円の支援を募っている。寄付額は3,500円~1万3,000円で、金額に応じて「Negi-Beer」や同社の通常のビールをリターン(返礼品)として用意する。12月26日まで。