函館市は12月11日、市内の商店街や市場などを紹介する情報誌「Let's Go! 商店街」を発行した。
国が実施する「GoTo商店街事業」などに合わせ、新型コロナウイルスによる観光客の激減や外出自粛などの影響を大きく受けた地域経済の回復を図るのが狙い。駅前・大門地区の函館都心商店街振興組合や函館朝市協同組合連合会、函館自由市場協同組合、中島廉売を構成する中島町商店街振興組合・中島町仲通り商店街など、商店街と商工団体計23団体を紹介。各団体の紹介と店舗構成のほか、連絡先、駐車場、代表者の顔写真とコメントなども盛り込んだ。さらに、年末年始の売り出しやスタンプラリーなどのイベント情報も掲載。市が7月にまとめた「新型コロナウイルス緊急対策 第3次補正」に盛り込んだ「商店街イベント等の情報発信」の予算を充てた。
タブロイド判20ページで、10万部を発行。市が所管する主な公共施設のほか、各商店街の加盟店などで配布する。併せて、同じ内容が見られる「Let's Go! 商店街」サイトも開設。同サイトでは、情報誌に掲載できなかった最新情報なども随時更新する予定だという。
函館市経済部の担当者は「コロナの影響が大きく、生活必需品以外が売れなくなっているとの声を多く聞く。情報誌にはお買い得情報やイベント情報も盛り込んだので、ぜひ活用して買い物や飲食を楽しんでいただければ」と利用を呼び掛ける。