道南いさりび鉄道が開業5周年を記念し、3月26日より順次、限定デザインの「鉄印」の販売を始める。併せて、同日より「いさりび1日きっぷ」の販売を再開する。
北海道新幹線開業と同時に、並行在来線の江差線をJR北海道から引き継いだ同社。5周年に合わせ、いさりび鉄道線利用の記念となる「鉄印」に限定デザインを2種類追加する。台紙に記念ロゴを入れた「開業5周年記念版」と、観光キャンペーン「東北デスティネーションキャンペーン」のロゴを入れた「東北DC版」を新たに制作し、通常デザインを含む3種類を用意した。鉄印の書は、木古内町の佐女川神社の宮司が揮ごうした。
「開業5周年記念版」は3月26日から、「東北DC版」は4月1日から取り扱いを開始。いずれも「書き置き印」とし、当日の乗車券を持つ人に乗車した日付を記入して発行する。各1枚300円。道の駅みそぎの郷きこない(木古内町)と五稜郭駅売店、若松町の本社窓口で取り扱う。
「いさりび1日きっぷ」は、いさりび鉄道線五稜郭~木古内間全線が1日乗り降り自由になる乗車券。昨年8月に道の補助金を活用して発売したが、感染症拡大の影響で昨年末に販売を停止していた。
今回は5周年を記念して販売を再開する。価格は前回と同じ大人700円・子ども350円で、五稜郭~木古内間の片道料金(980円)より安い。道の駅みそぎの郷きこない、北斗市商工会、五稜郭駅売店、JR函館駅内の函館市観光案内所などで取り扱う。
紙の切符に加え、スマートフォンなどから道南地域の交通機関の経路検索やチケット購入ができるウェブサービス「DohNa!!(ドーナ)」での販売も始める。ドーナで購入した「1日きっぷ」はスマートフォンの画面に表示され、提示することで乗り降りできる。1台のスマートフォンで大人・子ども合わせて7人分まで購入可能。
紙の切符・スマホ版共に、沿線の対象店で割引やサービスなどの特典が受けられる。