海産物卸問屋直営の飲食店「海鮮料理と釜めし あらき」(函館市若松町、TEL 0138-85-8357)が4月11日、函館朝市ひろば1階にオープンする。
函館朝市で「海鮮居酒屋 函館ダイニング雅家(がや)」などを運営する函館北栄の新店舗。「海鮮の楽しみ方の幅を広げたい」と、注文を受けてから調理する釜めしを看板メニューとした。釜めし専用にブレンドした米をしょうゆとだしで味付けし、15分ほどかけて炊き上げる。山海の幸をふんだんに使った「五目」(1,760円)、ウニ・カニ・イクラなどをのせた「海鮮」(2,200円)、身欠きにしんのうま味を楽しむ「にしん」(1,650円)など、12種類をそろえる。味わいの変化を楽しめるよう、お茶漬け用のだしも用意する。
6時~14時は、釜めしの釜で1人分ずつ炊く白米にメインのおかずが付く「銀しゃり定食」を1,650円で提供する。おかずは、朝どりイカ刺し、刺し身盛り、しょうが焼き、焼き魚の4品を用意し、選んでもらう。定食には、総菜とサラダの食べ放題、ソフトドリンク飲み放題が付く。
このほか、いけすから取り出して調理するカニ料理、活魚・活貝も使う刺し身や海鮮丼、地元の肉や魚を使う炭火焼、酒に合う一品料理なども提供する。酒は、道内の酒蔵をはじめ全国各地の日本酒を1本単位で仕入れ、常に銘柄を入れ替える。国産のジンや世界5大ウイスキー、ビール、ハイボールなどもそろえる。隣接する小売店「カネダイ荒木商店」では、函館魚市場や近郊の漁協から買い付けた旬の魚介類を販売する。
道内各地のご当地ソングを手掛ける3人組バンド「HAMBURGER BOYS(ハンバーガーボーイズ)」に依頼し、店の特徴を軽やかに紹介するテーマソングを制作。YouTubeで公開している。同店料飲部長の榊原祐美子さんは「函館朝市活性化のためにも、地元の皆さんに愛される店を目指していきたい。年配者には懐かしさを、若い人には目新しさを楽しんでいただけるのでは」と話す。
営業時間は6時~22時。水曜定休。
※当面の間、営業時間が11時~15時と17時~22時に変更されます。(8月19日発表)