洋菓子店「NANAIRO FACTORY(ナナイロ ファクトリー)」が6月1日、道の駅「なないろ・ななえ」(北海道七飯町峠下)内にオープンした。
北斗市の洋菓子店「ジョリクレール」の新業態店。商品のほとんどを店内で作ることから、「ファクトリー」を店名に掲げる。目玉商品は、天狗堂宝船(七飯町中島)のリンゴ加工品「レアフル」を使った「飲むアップルパイ」(600円)。カスタードクリームに似た味わいで、細かく砕いたアップルパイの生地とリンゴの自然な甘さ、シナモンの香りが特徴。
レアフルは真空パックした七飯産リンゴを加熱殺菌した加工品で、シロップや添加物などを使わない果実本来の味と生に近いみずみずしい食感が特徴。同店では、「もちもちクレープ」(550円)や広口瓶に入った「グラスジャースイーツ」(500円)などにもレアフルを使い、「七飯町らしさ」を打ち出す。
イタリアの伝統菓子「マリトッツォ」各種(300円~)や、北斗市の公式キャラクターをプリントした「ずーしーエクレア」(250円)なども取りそろえる。土曜・日曜・祝日限定で、「はこだて恋いちご」を使ったパフェも販売する。フランボワーズやマスカルポーネ・チーズを使ったムースにイチゴのゼリーやソースを合わせ、表面をパリパリに焼いてクリームブリュレを載せた「いちごブリュレ」(850円)、はこだて恋いちごのコンポートなどの上にソフトクリームを巻きイチゴをぜいたくにトッピングした「プレミアムイチゴ」(1,500円)の2種類を用意する。
今後も「七飯町らしさ」を表現するスイーツの開発に取り組む考えで、同店を運営する末廣軒常務の佐々木善史さんは「七飯の企業とのコラボレーションを進め、箱館醸蔵の酒かす、はこだてわいん、豆腐店『日乃出食品』の豆乳など、地域食材を使った新たな商品を生み出していきたい」と意欲を見せる。
営業時間は9時~18時。