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函館空港で「絵になる空弁」 JAL社員が考案、地元の食材ふんだんに

函館空港で販売する「絵になる空弁」

函館空港で販売する「絵になる空弁」

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 函館空港ビルデング(函館市高松町)が7月1日、コロナ禍で消費が減った地域食材の消費拡大を目的とした弁当「絵になる空弁~函館からのお便り~」の販売を始めた。

「絵になる空弁」をPRする「いかめし阿部商店」の今井麻椰社長と函館空港スタッフ

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 全国的な知名度を誇る森町「いかめし阿部商店」のイカと「秘伝の」たれで炊き込んだ「いかめしおにぎり」、大沼国定公園に近い自然豊かな環境で育つ「はこだて大沼牛」のステーキ、北海道産「インカのめざめ」のフライドポテトなど、道南地域や北海道ならではの食材を詰め込んだ「絵になる空弁」。異業種との協働に取り組むJALの社内ベンチャー「W-PIT」に所属するJALスカイ札幌の社員が「函館空港から道南のおいしい食材を詰め込んだ空弁を作り、地域活性化につなげたい」と発案し、函館空港ビルが製造・販売を担う。

 北海道を代表する夏の味覚として、函館空港近くの「大槻農園」で収穫したグリーンアスパラも盛り付ける。天然ミネラルを多く含んだ堆肥で育てた同農園のアスパラのうち、2Lサイズ以上の極太で状態が良いものは「海の神」のブランド名で首都圏の有名スーパーやデパートに出荷される高級品。昨年春に函館空港のJALスタッフが同農園を手伝った縁もあり、今回の「空弁」には2Lサイズ以上のアスパラを使うという。

 環境への配慮やSDGsの達成のため、木製のエコウッド容器を採用。函館旅行の記念となるよう、函館空港内にアトリエ兼ショップを構える風景画家、大西翔さんが描いた八幡坂の絵葉書を弁当1個に付き1枚を添える。

 価格は1,000円。函館空港2階搭乗者待合室内売店「ポルックス」と出発ロビー売店「ポルックス」で、1日15食限定で販売する。販売期間は9月30日まで。アスパラの収穫状況によって変更する場合もある。

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