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函館・小田島水産食品が「塩辛餃子」販売再開 木だる仕込みの塩辛とブランド豚使う

「塩辛餃子」をPRする小田島隆社長(右)と章喜さん

「塩辛餃子」をPRする小田島隆社長(右)と章喜さん

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 小田島水産食品(函館市弁天町)が6月、木だる仕込みイカ塩辛が入った「塩辛餃子(ぎょうざ)」の販売を再開した。

塩辛餃子パッケージ

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 1914(大正3)年に食料品店として創業し、戦後間もない1947(昭和22)年に塩辛作りを始めた同社。経験によって得た「たるにすみ着く菌や微生物が塩辛を熟成させる」との信念に基づき、さばいたイカを一日塩漬けし、杉の木だるで1週間熟成させる昔ながらの製法を今なお続ける数少ない塩辛メーカーとして知られる。

 「塩辛餃子」は、せたな町のブランド豚「若松ポークマン」と国産野菜を使ったギョーザの具に、同社の「かんずり入りいか塩辛」を刻んで練り込んだ製品。オリーブオイルと塩辛を組み合わせた同社オリジナルの瓶詰め製品「塩辛de(で)アヒージョ」を食べた中華のシェフから「小田島さんの塩辛は中華料理にも合うのでは」と声を掛けられたことがきっかけで誕生した。

 シェフが試作したギョーザが「とてもおいしかった」(小田島隆社長)ことから、シェフの紹介で「せたな餃子工房」(北海道せたな町)に製造を委託。2020年2月に販売を始めた。その後、新型コロナウイルス感染症の影響もあり一時的に製造をストップしていたが、北海道への緊急事態宣言終了に合わせて製造と販売を再開した。

 近年はほとんど発酵させず、調味料で味付けした塩辛も多いが、同社の塩辛は塩でしっかり熟成させることから「味に深みがあり、まろやかなうま味が楽しめる」と小田島社長。塩辛餃子はこの特徴を生かした製品として、イカの食感や塩辛そのものの味を前面に出さず、発酵食品ならではのうま味で全体をまとめるように仕上げた。営業部長の小田島章喜さんは「好評を得ている当社のアヒージョもニンニクと塩辛の組み合わせで、ギョーザでもニンニクと塩辛の相性は良い。味がしっかり整っているので、何も付けずに食べるのがお勧め」と話す。

 価格は12個入り1,200円。本社工場の直売店とヤフーショッピング「小田島水産食品直販サイト」のページなどで販売する。

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