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はこだてみらい館で夏の企画展「海のみらい展」 「函館の海」を多角的に紹介

「海についての見方が変わるような展示を用意した」と話す「はこだてみらい館」の依田さん

「海についての見方が変わるような展示を用意した」と話す「はこだてみらい館」の依田さん

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 はこだてみらい館(函館市若松町 キラリス函館3階)で7月15日から、企画展「はこだて 海のみらい展」が開催される。

来館者が描いた海の生き物が画面の中で泳ぎだす「デジタル水槽」

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 身近な存在でありながら日常的に触れる機会が少ない「函館の海」に焦点を当て、さまざまな角度から海の不思議や魅力を伝えようと企画した同展。開催初日から、来館者が描いた海の生き物が画面の中で泳ぎだす「デジタル水槽」、港や防波堤などで見かける「消波ブロック」に関する展示、海のごみについて考えるパネル展示を行う。NHK函館放送局の潜水カメラマンが映した函館の海中映像も公開する。港に運ばれてきた貨物を検査する函館税関の仕事に関する展示コーナーも設け、7月24日は税関職員による仕事解説や子ども用制服着用体験などのイベントを開く。

 7月28日~8月18日は「はこだてみらい水族館」と題し、シアター内に11基の水槽を設置。近海の魚を集めて函館の海を再現するほか、カクレクマノミ、イソギンチャクなど南の海に生息する魚も展示する。8月8日・9日は、タコ、ウニ、ナマコなど函館の海の生き物に直接触ることができる「タッチプール」を開設。10日も、生産量日本一を誇る函館産の真昆布の大きさや厚みを体感できるタッチプールを設置する。

 8月7日と21日は、函館頭足類科学研究所所長で、巨大ディスプレーでイカの群れがリアルに動く同館の映像コンテンツを監修する「イカ博士」こと桜井泰憲さんの講演会を開く。映像と本物のイカを使い、生き物としてのイカに迫るという。

 期間中、海にちなんだ工作やクイズ大会などのワークショップも多数用意。展示を企画した同館スタッフの依田俊介さんは「当館からも海が見えるが、潜ってみたら何があるのか、海で作業しているクレーンは何をしているのか、船で運ばれてきた荷物はどこに行くのかなど、海について深く考える機会は少ない。この企画展が、今までと少しでも違った視点で函館の海を眺めるきっかけになれば」と期待を込める。

 開館時間は10時~20時。観覧には入館料(小学生以上300円)が必要。8月24日まで。

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