札幌を中心に19店舗のパンが集まる催事「北海道パンフェア」が9月23日、丸井今井函館店(函館市本町)で始まった。
北海道の人気パン店を集めた販売会として道内他都市で開催され、人気を集めてきた同イベント。函館初開催となる今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から各店による対面販売を取りやめ、パンだけを仕入れて売る方式とした。札幌の15店舗のほか、小樽2店舗、苫小牧・恵庭各1店舗がパンを出品する。
近年の高級食パンブームに合わせ、大半の店が食パンを出品。5月にオープンした「わがままなジュリエット」(札幌市豊平区)の食パン「ジュリエッタ」(1,001円)は、「耳が薄くて柔らかく、きめの細かい口当たりと口溶けのよい食感」が特徴。「チェットベーカリー」(同)は、マーガリン・ショートニング・食品添加物を使わず、道産小麦と低温殺菌牛乳、アカシア蜜を使った食パン「チェットベイク」(1,100円)をそろえる。イチゴ味の食パンや抹茶とほうじ茶を練り込んだ食パンなど、変わり種の商品を出品した店も。初日の23日は開場と同時に多くの人が訪れ、食パン数本をまとめ買いする人の姿も目立った。
開催時間は10時~19時。感染防止のため入店時に検温と手指の消毒を行うほか、会場内は空間を広く取り、混雑時には入場制限を行う。9月25日まで。