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函館にクラフトビール醸造所併設のパブ「オジギ」 オープンから3カ月

築100年の旧本久商店倉庫を活用した醸造所併設のパブ「ozigi」

築100年の旧本久商店倉庫を活用した醸造所併設のパブ「ozigi」

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 クラフトビールの醸造所を併設したパブ「ozigi(オジギ)」(函館市末広町)が10月17日で、オープンから3カ月を迎える。

H.M. Works社長の石垣さんとマネジャーの金崎昌之さん

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 「お酒が好き」だという石垣充清(あつし)さんが、「自分の好きなこと、できることで函館に貢献したい」と地元でのクラフトビール造りを決意。クラフトビールの製造を手掛ける新会社「H.M. Works(エイチエムワークス)」を設立し、築約100年の旧本久商店倉庫を醸造所兼店舗に選んだ。ビール醸造も石垣さんが担当する。

 「ヴァイツェン」「ペールエール」「IPA」など定番のクラフトビールを中心に、少量ずつ自社醸造したビールを提供。「定番のビールはもちろん、毎月違うビールが飲み比べできるのが自社製造の強み。元々ウイスキーが大好きなので、香りには特にこだわって醸造している」と石垣さん。スダチを使い、「苦味がなく、ビールを飲んだことのない人でも飲める」ように香り高く仕上げた「白すだち」や、かんきつ系の香りが強い「ヘイジー」など、季節の果物を使ったビール造りにも挑戦している。自社製造したビールのほか、大沼ビール、澄川麦酒など他社のビールもそろえる。

 海外から仕入れる生ハム「ハモンイベリコ」や世界各国の特色あるチーズを集めた「チーズの盛り合わせ」、季節によって味を変える「アイスクリーム・ソルベ」など、ビールに合うおつまみも提供する。

 「市外に住む農業関係の仲間と手を組み、小麦やホップ、フルーツ、ハーブといったビールの原材料を自分たちで作り、ビールを醸造するのが最終的な目標。ビールに加えてウイスキーも提供していきたい」と石垣さん。「今後はフードを充実させていくので、さまざまなクラフトビールとの相性を試してもらえたら」と利用を呼び掛ける。

 営業時間は12時~22時。火曜・水曜定休。

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