レンガ造りの倉庫を改装した貸別荘「プレ・デ・ラ・メール」(函館市弁天町)が10月17日、開業1周年を記念した内覧会を開く。
函館発祥で、食品卸や倉庫業・不動産業などを営む「橋谷」が、「歴史ある建物に新たな役割を持たせ、函館西部地区の活性化につなげたい」と、1898(明治31)年に建てられた自社倉庫を改装した同施設。レンガ造りの外壁は建築当時の面影を残しつつ、内装は海をイメージした近代的な居住空間に一新し、2020年10月に開業した。
コロナ禍で当初意図していた外国人旅行者の利用が見込めなかった反面、「密」を避けられる滞在先として貸別荘が注目されたこともあり、問い合わせや予約は道内外から幅広く寄せられているという。
今回、同施設と同じ「函館西部地区の活性化」への思いを持って新規開業した事業者や、周辺に住む市民から「中を見学したい」との声も多いことから、1周年に合わせて予約制の内覧会を開くこととした。開催時間は10時~17時。参加無料。参加申し込みは同社貸別荘管理部(TEL 0138-84-8288)で受け付ける。