函館市は3月28日、今年も花見時期に函館公園(青柳町)と五稜郭公園(五稜郭町)での火気使用を禁止すると共に宴会の自粛を求めると発表した。
両園では例年、期間と場所を限定した上で火気の使用が許可され、花見客が弁当を広げたりジンギスカンを楽しんだりする光景が風物詩となっていた。新型コロナウイルスの拡大が始まった2020年は函館公園を全面立ち入り禁止とし、五稜郭公園は立ち入りを堀の外側のみに制限。昨年は両園とも立ち入りは制限せず、火気の使用と宴会を禁止する対応とした。今年はまん延防止等重点措置は解除されたものの、感染拡大が収まったとは言えないことから、昨年同様の対応を決めた。
市は、4月16日~5月15日を「花見期間」と設定。期間中は両園とも、火気の使用や宴会に加え、飲酒や食べ歩きも禁止する。夜間の電飾も中止する。一方、函館公園では4月23日~5月8日、中央広場に約50軒の露店を出店する予定。
このほか、昭和公園(昭和町)、見晴公園(見晴町)、市民の森(上湯川町)、高松展望広場(高松町)も花見期間中、火気の使用、飲酒と宴会、食べ歩きを禁止する。
日本気象協会が3月28日に発表した「2022年桜開花予想」によれば、函館の開花予想日は4月27日、満開予想日は5月1日。